SMTP Auth 接続をtelnetで確認する

MTAでSMTP Authを使用するように設定した場合に、実際に設定通りのプロトコルが動作するかどうかをtelnetで確認する方法です。

[root ~]# telnet xxx.goofoo.jp 25 Trying xxx.xxx.xxx.xxx… Connected to xxx.goofoo.jp. Escape character is ‘^]’. 220 xxx.goofoo.jp ESMTP unknown EHLO xxx.goofoo.jp |←入力してENTERを押す 250-xxx.goofoo.jp | MTAからの応答メッセージ 250-PIPELINING | 〃 250-SIZE 10240000 | 〃 250-ETRN | 〃 250-AUTH CRAM-MD5 DIGEST-MD5 | 〃 250-ENHANCEDSTATUSCODES | 〃 250-8BITMIME | 〃 250 DSN | 〃 AUTH CRAM-MD5 |←入力してENTERを押す 334 続きを読む »

Postfix + Dovecot でSMTP Auth (Cyrus-SASL) のメール環境構築

Postfix と Dovecot を使って、メール環境を構築するときの手順を整理しておきたいと思います。MTAの認証方式には、Cyrus-SASLによるSMTP Authを使用します。

Postfix は MTA(Mail Transport Agent)、Dovecot は imap/popサーバです。インストール時点のそれぞれのバージョンは次の通りです。

Postfix 2.3.3 Dovecot 1.0.7 1.Postfixのインストール [root ~]# yum install postfix (略) Installed: postfix.i386 2:2.3.3-2.3.el5_6 Complete! 2.Postfixの設定 [root ~]# vim /etc/postfix/main.cf パラメータ 操作 設定内容の説明 myhostname = xxx.goofoo.jp 追加する メールサーバのインターネットホスト名 mydomain = goofoo.jp 追加する ドメイン名 inet_interfaces = all コメントを外す メールを受信するネットワークインターフェース #inet_interfaces = local コメントアウトする メールを受信するネットワークインターフェース 続きを読む »

ServersMan@VPS 不要なサービスの停止(改定)

ServersMan@VPSのCentOS 5.7 64bit版および32bit版において、起動不要だと思われるサービスを整理しておきます。 これについては、過去記事『ServersMan@VPS 不要なサービスの停止』の内容を拡充しています。 ServersMan@VPSの環境で、常にチェックできるリストが必要だと思ったのがきっかけです。

ここでは、少なくともランレベル3では不要なものをリストアップします。他のランレベルについては、個々に検討してください。

不要なサービス dc_client netfs dc_server netconsole gpm netplugd iscsi nscd iscsid portmap lm_sensors rawdevices lvm2-monitor rdisc mcstrans restorecond messagebus winbind multipathd xinetd 初期状態 [root ~]# chkconfig –list dc_client 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off dc_server 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off gpm 0:off 1:off 2:on 3:off 4:on 続きを読む »

yumの使い方

基本的なことではあるのですが、yumをコマンドラインが、rpmと混同するなどして、自分でも時々分からなくなることがあります。 ここでは、比較的使う機会の多いyumの使い方を、表にまとめておきたいと思います。したがって、あくまでも一部ですので、ご了承ください。

コマンドライン 機能説明 yum search [文字列] 指定した文字列を含むパッケージを検索。 yum info [パッケージ名] 指定したパッケージに関する情報の検索。インストールされているかどうかも表示される。 yum list installed [パッケージ名] インストールされているパッケージの検索。パッケージ名を省略した場合、インストールされているすべてのパッケージの一覧。 yum install [パッケージ名] 指定したパッケージのインストール。http://~/~.rpm や ローカルのファイル名、といった指定が可能。 yum erase [パッケージ名] インストールされているパッケージの削除。 yum provides */[文字列] 指定された文字列がファイル名に含まれるファイルを含むパッケージの検索。

Tera Term からSSHログインするための秘密鍵の変換

sshにはSECSHの形式とOpenSSHの形式があり、それぞれ鍵の形式が異なります。 また、sshクライアントが対応する秘密鍵の形式に違いが出てきます。 秘密鍵の形式の違いは下表の通りです。

SSHの形式 秘密鍵ファイルの先頭 対応するsshクライアント SECSH —- BEGIN SSH2 ENCRYPTED PRIVATE KEY —- Poderosa OpenSSH —–BEGIN RSA PRIVATE KEY—– Tera Term (TTSSH)

このように、秘密鍵の形式が異なり、sshクライアントによって対応する形式が違うため、SECSH の形式の秘密鍵を使用して Tera Term (TTSSH) からSSHログインすることはできません。その場合には、秘密鍵の変換が必要になります。

その変換は、PuTTYgen を使用して、次のような手順で行えます。

SECSHの秘密鍵をLoad [Conversions]-[Export OpenSSH key]で変換・保存

なお、変換後のファイル名には一般的に.ppk拡張子を付けます。

この変換後の秘密鍵を使用することで、Tera Term (TTSSH)からsshログインができるようになりますので、お試しください。