プロキシー経由でyumリポジトリを参照するための設定

インターネット接続にプロキシを経由している環境で、yumリポジトリを参照してパッケージ操作を行う場合には、プロキシに関する情報を設定する必要があります。 設定先のファイルは、/etc/yum.conf です。 設定内容は次の通りですが、パスワードが裸ですので、パーミッションの変更などの保護強化策を施すことも検討してください。

[root ~]# vim /etc/yum.conf [main] cachedir=/var/cache/yum keepcache=0 debuglevel=2 logfile=/var/log/yum.log distroverpkg=redhat-release tolerant=1 exactarch=1 obsoletes=1 gpgcheck=1 plugins=1 # Note: yum-RHN-plugin doesn’t honor this. metadata_expire=1h # Default. # installonly_limit = 3 # PUT YOUR REPOS HERE OR IN separate files named file.repo # in /etc/yum.repos.d proxy=http://プロキシサーバ:ポート ←追加 proxy_username=プロキシユーザ ←追加 proxy_password=プロキシユーザ・パスワード ←追加 続きを読む »

rpmコマンドオプション

yumと並んでよく使うrpmコマンド。いくつかの便利なrpmコマンドオプションを簡単にまとめておきます。

パッケージの情報の表示

[root ~]# rpm -qpi パッケージファイル名

パッケージに含まれるファイルの表示

[root ~]# rpm -qpl パッケージファイル名

パッケージに含まれる設定ファイルの表示

[root ~]# rpm -qpc パッケージファイル名

パッケージの依存関係の表示

[root ~]# rpm -qpR パッケージファイル名

パッケージの更新内容の表示

[root ~]# rpm -qp –changelog パッケージファイル名

MySQL 5.5.10 へのバージョンアップ( 5.5.9 ⇒ 5.5.10)

2011年3月15日にリリースされたMySQL 5.5.10へのバージョンアップを行いましたので、その手順を(単なるログに近いものですが)掲載します。

なお、変更点については下記を参照してください。

http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/news-5-5-10.html 1.新しいパッケージファイルのダウンロード [root ~]# wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/5/test/i386/mysql-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm [root ~]# wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/5/test/i386/mysql-libs-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm [root ~]# wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/5/test/i386/mysql-server-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm 2.MySQLのシャットダウン [root ~]# service mysqld stop mysqld を停止中: [ OK ] 3.新しいパッケージファイルのインストール [root ~]# yum install mysql-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm mysql-server-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm mysql-libs-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm Loaded plugins: fastestmirror, priorities Loading mirror speeds from cached hostfile * addons: ftp.iij.ad.jp * base: ftp.iij.ad.jp * epel: 続きを読む »

MySQL 5.5.x のログ管理(バックアップ)

ログ管理(バックアップ)の基本は、ログの肥大化防止と保全です。ここでも、それらを第一に考えての管理方法(バックアップ方法)を採ることにします。もちろん、MySQL 5.5のマニュアルにも記載されている方法をベースにしたものです。

MySQL 5.5.xには下表(バージョン5.1の日本語マニュアルを元に筆者が加筆)に示すログがあります。バージョン5.5の場合も、バージョン5.1と同様です。 バイナリログについては、DBテーブルとデータのリカバリに必要となるもので、別記事『MySQL 5.5.9 のバックアップ/リカバリ』をご覧下さい。

ログ ファイル 説明 エラー ログ mysqldの起動、実行、および停止で発生した問題。mysqld_safeに関するログもある。 一般クエリ ログ クライアントとの接続と実行したクエリ。 バイナリ ログ データ変更のステートメント。レプリケーションにも使用。 スロー クエリ ログ long_query_time秒(デフォルトは10秒)より時間を要したクエリ、またはインデックスを使用しなかったクエリ。

また、ここでは、my.cnf中のログ関連の設定が次の通りであることを前提としています。

【/etc/my.cnfからログ関連設定を抜粋】

[mysqld] log-error = /var/log/mysql/mysqld-error.log general_log = 1 general_log_file = /var/log/mysql/mysql.log slow_query_log = 1 slow_query_log_file = /var/log/mysql/slow.log [mysqld_safe] log-error = /var/log/mysql/mysqld_safe-error.log 1.手入力での管理(バックアップ)

あくまでも個別に実施する場合の実行手順です。

一般クエリログ(The General Query Log)

[root ~]# mv 続きを読む »

yumでremiリポジトリを使えるようにする

yumでremiリポジトリを使えるようにするためには、次のようにします。 remiリポジトリは、アップデートの提供が早いというのが特徴です。他のリポジトリで見つからない場合は、こちらで探してみるようにしています。

[root ~]# wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-5.rpm [root ~]# rpm -Uvh remi-release-5.rpm

ただし、私の場合、remiリポジトリは通常は「enabled=0」としておきます。

[root ~]# cat /etc/yum.repos.d/remi.repo [remi] name=Les RPM de remi pour Enterprise Linux $releasever – $basearch #baseurl=http://rpms.famillecollet.com/enterprise/$releasever/remi/$basearch/ mirrorlist=http://rpms.famillecollet.com/enterprise/$releasever/remi/mirror enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-remi failovermethod=priority priority=1 [remi-test] name=Les RPM de remi en test pour Enterprise Linux $releasever – $basearch #baseurl=http://rpms.famillecollet.com/enterprise/$releasever/test/$basearch/ mirrorlist=http://rpms.famillecollet.com/enterprise/$releasever/test/mirror enabled=0 gpgcheck=1 gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-remi

remiリポジトリを使用する場合には、次のようにオプションを付けて実行するようにしています。

[root 続きを読む »