Postfix のためにエイリアスを設定する

Postfix で受信するメールアドレスのアカウントに、エイリアス(別名)を設定します。 これは、必要なものに絞ることが大切です。

ここでは、Postfix の設定ファイル /etc/postfix/main.cf に次の設定が行われていることを前提にしています。

#alias_maps = dbm:/etc/aliases alias_maps = hash:/etc/aliases #alias_maps = hash:/etc/aliases, nis:mail.aliases #alias_maps = netinfo:/aliases

エイリアスの設定は、/etc/aliases に書き込みます。例えば、name1宛のメールをname2に送るようにするためには次のように書き込みます。

name1: name2

変更したあとは、次のようにして、/etc/aliases.db を再構築しておきます。

[root]# newaliases

Postfix にTLS/SSL(smtps)を導入する

Postfix へのSMPT通信をセキュア化(暗号化)するために、Postfix にTLS/SSLを導入します。 証明書ファイルと秘密鍵ファイルは、『Dovecot でTLS/SSL(pop3s)の導入』でDovecot用に作成したものを使用します。

Postfix にTLS/SSLを導入する手順は次の通りです。

1.main.cf の編集 [root ~]# vim /etc/postfix/main.cf パラメータ 操作 編集の説明 smtpd_use_tls = yes 追加する TLSの使用 smtpd_tls_loglevel = 1 追加する TLSのログレベル(1:TLSハンドシェイクおよび証明書情報、2:TLSネゴシエーション中の全ログ) smtpd_tls_cert_file = /etc/pki/dovecot/certs/dovecot.pem 追加する 証明書のフルパス smtpd_tls_key_file = /etc/pki/dovecot/private/dovecot.pem 追加する 秘密鍵のフルパス smtpd_tls_session_cache_database = btree:/etc/postfix/smtpd_scache 追加する TLS接続のキャッシュファイルのフルパス smtpd_tls_session_cache_timeout = 3600s 追加する TLS接続キャッシュの保持時間 2.master.cf の編集

smtpds の行のコメントアウトを外して有効にします。

[root ~]# vim /etc/postfix/master.cf #smtps 続きを読む »

Postfix + Dovecot でSMTP Auth (Dovecot SASL) のメール環境構築

Postfix と Dovecot を使って、メール環境を構築するときの手順を整理しておきたいと思います。MTAの認証方式には、Dovecot SASLによるSMTP Authを使用します。

Postfix は MTA(Mail Transport Agent)、Dovecot は imap/popサーバです。インストール時点のそれぞれのバージョンは次の通りです。

Postfix 2.3.3 Dovecot 1.0.7 1.Postfixのインストール [root ~]# yum install postfix (略) Installed: postfix.i386 2:2.3.3-2.3.el5_6 Complete! 2.Postfixの設定 [root ~]# vim /etc/postfix/main.cf パラメータ 操作 設定内容の説明 myhostname = xxx.goofoo.jp 追加する メールサーバのインターネットホスト名 mydomain = goofoo.jp 追加する ドメイン名 myorigin = $mydomain コメントを外す ローカルからのメールの送信元ドメイン名 inet_interfaces = all コメントを外す 続きを読む »

Postfix のパラメータの確認方法

Postfix に設定しているパラメータを確認するコマンドに、postconf があります。 ここでは、postconf コマンドの使い方を2種類上げておきます。

コマンドライン 機能説明 postconf -d main.cf のデフォルトのすべてのパラメータとその設定値を表示する。 postconf -n main.cf で設定変更したパラメータとその設定値をすべて表示する。

Postfix + Dovecot でSMTP Auth (Cyrus-SASL) のメール環境構築

Postfix と Dovecot を使って、メール環境を構築するときの手順を整理しておきたいと思います。MTAの認証方式には、Cyrus-SASLによるSMTP Authを使用します。

Postfix は MTA(Mail Transport Agent)、Dovecot は imap/popサーバです。インストール時点のそれぞれのバージョンは次の通りです。

Postfix 2.3.3 Dovecot 1.0.7 1.Postfixのインストール [root ~]# yum install postfix (略) Installed: postfix.i386 2:2.3.3-2.3.el5_6 Complete! 2.Postfixの設定 [root ~]# vim /etc/postfix/main.cf パラメータ 操作 設定内容の説明 myhostname = xxx.goofoo.jp 追加する メールサーバのインターネットホスト名 mydomain = goofoo.jp 追加する ドメイン名 inet_interfaces = all コメントを外す メールを受信するネットワークインターフェース #inet_interfaces = local コメントアウトする メールを受信するネットワークインターフェース 続きを読む »